この記事の検証環境:OBS 32.x / Stream Deck 7.0.1 / Elgato OBS Studioプラグイン(Elgato Marketplace配布版)。プラグインのバージョンによってアクション名や挙動が異なる場合があります。特にOBS 32系については、Stream Deck 7.0.1で確認した内容です。
互換性の注意(2点):Elgatoの案内ページによって必要バージョンの表記に差があります。旧ヘルプでは「Stream Deck 5.3以降 / OBS 27以降」、Elgato公式の新しい案内では「OBS StudioプラグインはStream Deck 6.9以降が必要」とされています。さらにOBS 32系については、Stream Deck 7.0.1のリリースノートで対応追加が案内されているため、実運用ではStream Deck 7.0.1以降での利用を推奨します。前者は一般的な動作要件、後者はOBS 32系での実用上の推奨ラインとして捉えると分かりやすいです。
「Stream Deckを買ったはいいが、OBSの操作は結局マウスのまま……プラグインって何から始めればいいの?」そんな状況にいませんか?
筆者もかつて、Stream Deckのキーボードショートカット機能だけでOBSを操作していて、プラグインの導入は「あとでいいか」と後回しにしていました。そのツケを痛感したのが、ある配信中のことです。シーンを切り替えようとマウスを動かした瞬間、誤クリックが重なって別のウィンドウに切り替わってしまい、「待機画面」のまま5分ほど話し続けてしまいました。視聴者から「画面が変わってないですよ」とコメントが来て初めて気づいた、なかなか恥ずかしい失敗でした。
それ以来、プラグインを本気で調べ直し、今はMK2の上段1〜4キーにシーンを固定し、上段右端に配信開始/停止、中段左端にミュート、中段右端に録画開始/停止を置く構成に落ち着きました。Stream Deck+のダイヤルはBGM音量とマイク音量の調整専用にしています。この配置に落ち着くまでには、一度「全アクションをMK2の1ページに詰め込む」構成を試みて大失敗しました。本番で録画を止めるつもりが配信を切ってしまい、音量操作と配信開始/停止キーが近い配置は危険だと痛感しました。それ以降は「シーンはここ、音量操作はここ」と役割を完全に分けることにしています。2台に役割を分けてから、誤押しはだいぶ落ち着きました。なお、これはあくまで筆者の2台運用例です。最初はMK2やNeoなど1台だけでも十分実用になります。
この記事では、その実体験を踏まえてElgato公式OBS Studioプラグインの主要アクションを、実際の配信シーンに沿って解説します。シーン切替・録画開始・ミュート切替といった基本動作から、リプレイバッファやスタジオモードの活用、各アクションの設定オプションまで、OBS 32.x / Stream Deck 7.0.1 環境で確認した内容にもとづいてまとめました。読み終える頃には「まず何を設定すべきか」が明確になっているはずです。
時間がない人向け:まず覚えたい3つのカテゴリ
- シーン:ワンタップで配信画面を切り替える
- オーディオミキサー(ミュート切替):マイクやBGMを瞬時にオン/オフ
- 配信・録画:配信開始/停止と録画開始/停止を物理キーで確実に
この3カテゴリだけで配信操作の大半はカバーできます。筆者は最初、MK2の左上4キーにシーン、中段左端にミュート、右側に配信・録画を置く構成から始め、それだけで配信ミスが激減しました。それぞれの設定方法は以下の本編で解説します。この3カテゴリを設定できたら、いったんそこで止めて一度テスト配信してみてください。残りの機能は「足りない」と感じてから追加するほうが、かえって混乱しにくくなります。
なお、本記事では最初に理解しやすいよう3カテゴリで整理していますが、実際の設定画面では「ストリーム」「録画」などの正式アクション名で表示されます。本編では正式名を使って解説します。
ここからは、「最低限の3カテゴリ」を入れたあとに、何をどの順で足すと混乱しにくいかを整理します。
初心者におすすめの設定追加順
- シーン:まず最初に。これだけでも配信の安定感が大きく変わります
- オーディオミキサー(ミュート切替):マイクミュート用に1キー。咳や電話対応で即役立ちます
- 配信(Stream)・録画(Record、長押し設定可):誤操作防止のため、開始・停止キーは長押しを有効に
- リプレイバッファ(ゲーム配信の方向け):神プレイを逃さないための保険キー
- マルチアクション:慣れてきたら「配信準備キー」を1つ組んでみましょう
4・5はなくても配信は成立します。「なんか不便だな」と感じてから追加する順番が、いちばん混乱しにくいです。1〜3まで設定できたら、いったん実運用に入って大丈夫です。4以降は「欲しくなってから」足すほうが混乱しにくいです。迷ったら、シーン4つ・マイクミュート1つ・ストリーム1つ・録画1つを置けた時点で「初期設定完了」と考えて大丈夫です。
Stream Deck用OBSプラグインとは【できることの全体像】
ここでやること:プラグインの役割と、インストールから使い始めるまでの流れを理解する
Elgato公式の「OBS Studioプラグイン」は、Stream DeckとOBS Studioを直接連携させる無料プラグインです。このプラグインを入れると、OBSの画面を触らなくても、Stream Deckの物理キーだけで配信の主要操作ができるようになります。
Stream Deck単体でも、キーボードショートカットを割り当てることでOBSを操作すること自体は可能です。ただしOBS専用プラグインを使う最大のメリットは、単なるキー送信にとどまらない点にあります。OBSと直接通信してシーン名やソース名を自動取得できること、現在の状態(録画中・配信中・アクティブなシーン)をキー上のアイコンで把握できること、この2点が大きな違いです。たとえば「シーン」「オーディオミキサー」「ソース表示切替」では、OBS側で作成済みの項目をプルダウンから選べるため、ショートカットのように自分でキー割り当てを管理し続ける必要がありません。
プラグイン導入で変わること
プラグイン導入で変わること
- 操作が物理化される:マウスでOBS画面を探さずにキー1つで操作できる
- 配信中のミスが減る:決まったキーに決まった動作が割り当てられる安心感
- キーの見た目が状態連動:現在のシーンや録画状態がキー上に表示される
- マルチアクションで自動化:1キーで「シーン切替+BGM開始+ミュート」などを同時実行
プラグインのインストール方法
OBS Studioプラグインは、Elgato Marketplaceから無料で入手できます。
step
1Stream Deckアプリを起動する
Stream Deck本体をPCに接続し、専用アプリを起動します。
step
2プラグインを検索する
Stream DeckアプリのMarketplace、またはアプリ内のプラグイン検索で「OBS Studio」と検索します。
step
3Elgato製「OBS Studio」をインストール
検索結果に「OBS Studio by Elgato」が表示されるので、「入手」ボタン(環境によっては「Install」表示)をクリックしてインストールします。
step
4Stream Deckアプリを再起動する
インストール後、Stream Deckアプリを再起動するとアクション一覧にOBS Studio関連のアクションが追加されます。
OBS 28以降ではWebSocketが標準搭載されているため、追加プラグインのダウンロードは不要です。接続に失敗するときは、OBSの「ツール」→「WebSocketサーバー設定」で「WebSocketサーバーを有効にする」にチェックが入っているか確認してみてください。プラグインの初回使用時にOBS側で接続許可の確認が出る場合もあります。なお、WebSocketは外部からOBSを操作できる入口になるため、少なくともローカル利用でも認証を有効にしてパスワードを設定しておくと安心です。
シーン・ソース系のアクション【配信画面を自在に切り替える】
主要アクション名 日本語・英語対照表
Elgato公式プラグインの設定画面では、アクションが英語名で表示されます。以下の一覧を参考に設定画面と照合してください。
| 日本語名 | 英語(設定画面表示) | 役割 | 頻度 |
|---|---|---|---|
| シーン | Scene | 指定シーンへの切り替え | 毎回使う |
| ストリーム | Stream | 配信の開始/停止 | 毎回使う |
| 録画 | Record | 録画の開始/停止 | 毎回使う |
| オーディオミキサー | Audio Mixer | ミュート切替・音量調整 | よく使う |
| リプレイバッファ | Replay Buffer | 直前数秒の保存 | よく使う |
| ソース表示切替 | Source Visibility | ソースの表示/非表示 | よく使う |
| 録画一時停止 | Record Pause | 録画の一時停止/再開 | たまに使う |
| プレビュー to プログラム | Preview to Program | プレビューを本番に反映 | たまに使う |
ここでやること:シーンとソースを物理キーで操作し、配信画面を素早く切り替える
ここから先は全アクションを順番に紹介しますが、初心者の方は「シーン」「オーディオミキサー」「配信・録画」の3カテゴリだけ先に設定すれば十分です。それ以外は「使いたくなったら追加する」で問題ありません。
配信中に最も頻繁に使うのが、このシーン・ソース系アクションです。ここを使いこなせるかどうかで、配信の「画面の安定感」が大きく変わります。
シーン(画面レイアウトの切替) ★毎回使う

役割:指定したシーンに瞬時に切り替えます。
使うシーン:配信中の場面転換(待機画面→ゲーム画面→休憩画面など)
主なオプション:
- シーンコレクション:どのシーンセットから選ぶかを指定します
- シーン:切り替えたいシーン名をプルダウンから選択します
設定方法:アクションをキーにドラッグし、プロパティで切り替えたいシーン名を選択するだけです。現在アクティブなシーンはキー上の表示が変わるため、どのシーンが有効かを一目で把握できます。
複数のシーンを複数のキーに並べて割り当てる「シーン専用キー列」を作るのが、筆者のおすすめの使い方です。キーの物理的な位置がそのまま「どのシーンか」を表すため、画面を見なくても指の感覚だけで切り替えられるようになります。プラグインを入れたらまずこれだけ設定する、というアクションです。他は後回しでもいい。
シーンコレクション(シーンのセット切替) ★たまに使う

役割:シーンのセット(シーンコレクション)を丸ごと切り替えます。
使うシーン:「ゲーム配信用」「雑談用」「ウェビナー用」など、用途ごとに別のシーンコレクションを作っている方向け。
主なオプション:
- シーンコレクション名:OBS側で作成済みのコレクションから切り替え先を選択します
個別シーンの切り替えでは間に合わない、大規模なレイアウト変更を1キーで実現できます。毎回使うシーン切替と違い、主に使うのは「配信の種類が変わるとき」です。始めたばかりの方はコレクション自体をまだ複数持っていないことが多いので、最初は気にしなくて大丈夫です。頻度は低いですが、月1回の雑談配信や特別企画のときに一発で切り替えられるのは意外と便利です。なお、シーンコレクションの切り替えは配信前の準備段階で済ませるのが基本で、公式の案内でも配信前または録画前に行う操作として扱われています。本番中に押すキーではなく配信前チェック用のキーと考えると分かりやすいです。本番中の切替はシーンのソース構成ごと入れ替わるため、意図しない映像変化を招きやすく、確認コストも高くなります。一言で言えば、シーンコレクションは配信前の準備用と考えると安心です。
ソース表示切替(Source Visibility) ★よく使う

役割:特定のソースを表示/非表示に切り替えます。
使うシーン:Webカメラの一時非表示、特定の画像オーバーレイの表示、通知テキストのON/OFFなど。
主なオプション:
- シーン:対象のソースが含まれるシーンを指定
- ソース:表示/非表示を切り替えたいソース名を指定
- 動作:「表示にする」「非表示にする」「切り替える(トグル)」のいずれかを選択
シーンを丸ごと切り替えずに、特定のソースだけをピンポイントで操作したいときに使います。トグル動作にしておけば1キーで表示/非表示を交互に切り替えられるため、頻繁に使うソースほど重宝します。なお、このアクションは現在選択中のシーンコレクションのソースを参照する仕様です。シーンコレクションを切り替えた直後は対象ソースの指定先が想定どおりか確認を。別コレクションに同名ソースがある場合も、意図どおりに動作するとは限りません。
フィルタ(フィルタのON/OFF切替) ★たまに使う

役割:ソースにかかっているフィルタ(ノイズ除去・色補正・クロマキーなど)のON/OFFを切り替えます。
使うシーン:ゲームの効果音が激しいシーンではノイズ除去を強め、雑談時には弱めに、といった切り替えに対応できます。
主なオプション:
- ソース:フィルタをかけているソース(マイクなど)を指定
- フィルタ名:そのソースに設定されているフィルタ一覧から切り替え対象を選択
- 動作:「有効にする」「無効にする」「切り替える」から選択
このアクションはOBS側に切り替えたいフィルタをあらかじめ作っておく必要があります。初心者はOBS側の準備が先になるので、プラグイン入れたてのうちは後回しでいいアクションです。設定例としては「ノイズ抑制(強)」と「ノイズ抑制(弱)」の2種類を用意する方法が実用的ですが、まずは「ノイズ抑制のON/OFFをキーで切り替えるだけ」でも十分効果があります。一度設定すると細かな音質コントロールが物理キーだけで完結します。
トランジション(切替時のエフェクト変更) ★たまに使う

役割:シーン切替時のトランジション(カット、フェード、スティンガーなど)を切り替えます。
使うシーン:通常はカット、盛り上がる場面ではスティンガー、落ち着いた場面ではフェードなど、シチュエーションに合わせて演出を変えたいとき。
主なオプション:
- トランジション名:OBS側で登録されているトランジションから切り替え先を選択
- トランジション時間:エフェクトの継続時間(ミリ秒)を指定できる場合あり
OBS側で複数のトランジションをあらかじめ登録しておき、Stream Deckのキーで切り替えるのがスマートな運用方法です。シーンを切り替える直前にトランジションキーを押してからシーンキーを押すと、演出の種類をタイミング良くコントロールできます。後述の「シーントランジション」を使えばこの2手順を1キーに集約できるため、トランジションにこだわりがある方はそちらも検討してください。
シーントランジション(ワンタップで次のシーン+トランジション) ★たまに使う

役割:指定したシーンへの切り替えと、その切替時に使うトランジションを同時に指定します。
使うシーン:「このシーンに切り替えるときは必ずこのトランジション」という組み合わせが決まっている場合に便利。
主なオプション:
- シーン:切り替え先のシーンを指定
- トランジション:このキーを押したときに使うトランジションを指定
「トランジション」アクションと「シーン」アクションの2キー操作が1キーに集約できるため、シーンごとにトランジションが決まっているなら積極的に使いたいアクションです。ただし、最初のうちは通常の「シーン」アクションだけで十分です。「毎回このシーンに切り替えるときは必ずこのトランジション」というこだわりが出てきてから追加するほうが、配置が混乱しません。
配信・録画系のアクション【本番操作を物理キーで確実に】
ここでやること:配信・録画の開始/停止を物理キーに割り当て、誤操作を防ぐ
配信や録画の開始・停止は、誤操作するとやり直しがききにくい操作です。Stream Deckの決まった位置のキーに割り当てておくことで、意図した操作だけが確実に通るようになります。
ストリーム(Stream) ★毎回使う

役割:ライブ配信の開始・停止を切り替えます。
使うシーン:配信本番の開始と終了。
主なオプション:
- 長押し:有効にすると、長押しで操作を要求します。指が軽く触れただけでは反応しないため、配信の誤スタート・誤終了を防ぐのに役立ちます
「長押し」オプションは、配信系のような事故リスクの高いキーでは有効化をおすすめします。本記事の検証環境では長押し判定は約5秒でした。意図しない短押しによる動作を防ぐため、設定を有効にしておくのが安心です。
録画(Record) ★毎回使う

役割:録画の開始・停止を切り替えます。
使うシーン:解説動画の録画、配信アーカイブ用の録画など。
主なオプション:
- 長押し:ストリームと同様、誤操作防止のために有効化できます
録画中はキーの表示が録画状態を反映して変わるため、「録画中かどうか」をひと目で確認できます。「録画し忘れたまま配信していた」「録画しっぱなしでストレージを圧迫」といったミスも、キー上の状態表示があることで防げます。
録画一時停止(Record Pause) ★たまに使う

役割:録画中の一時停止・再開を切り替えます。
使うシーン:チュートリアル動画を録画していて、説明の合間で一時的に録画を止めたいとき。
主なオプション:
- 特別な設定項目は少なく、キーに割り当てるだけで動作します
録画を停止して再開すると新しいファイルになりますが、一時停止なら1つのファイルとして続けて録画できます。Elgato公式情報では、対応形式はFLV・MKV・TS・M3U8です。MP4など他の形式では動作しないことがあるため、本番前に短いテスト録画で確認しておくと安心です。特に録画形式をMP4にしている方は、そのまま使えると思い込まず最初に確認を。解説・チュートリアル動画をワンテイクで録りたいが、説明の「間」だけカットしたい方に有効です。
仮想カメラ(仮想カメラの起動/停止) ★たまに使う

役割:OBSの仮想カメラ機能(Virtual Camera)のON/OFFを切り替えます。以前はVirtualCam系の外部プラグインが使われることもありましたが、現在はOBS本体の機能として利用できます。
使うシーン:ZoomやGoogle Meet、TeamsでOBSの画面をカメラ映像として使いたいとき。
主なオプション:
- キーに割り当てるだけで動作。Virtual Cameraの起動/停止状態がキー上の表示で確認できます
オンライン会議でOBSのシーン(Webカメラ+テロップ+背景など)をそのまま使いたい方向けのアクションです。会議直前にキーひとつで仮想カメラを起動できるため、毎回OBS画面を操作する手間がなくなります。配信はしないがWeb会議でOBSを活用したい方には、かなり便利な機能です。配信中心の方には出番が限られますが、必要になったら追加で構いません。
チャプターマーカー(録画中の目印挿入) ★たまに使う

役割:録画中にチャプターマーカーを挿入します。
使うシーン:長時間の解説動画や講義動画を録画しているとき、「ここから新しいセクション」というポイントをリアルタイムでマークしておきたい場合。
主なオプション:
- チャプター名:マーカーに付ける名前(対応ワークフローで表示される)
対応する動画編集ソフトで録画ファイルを開くと、チャプターマーカーが目印として使えます。長時間収録を頭から見返してカット位置を探す作業がなくなるので、クリップ素材や総集編づくりにそのまま回せます。短い動画しか録らない方には出番がないアクションですが、30分以上の収録が続く方にはかなり効きます。
リプレイバッファ系のアクション【名場面を逃さない】
ここでやること:リプレイバッファを有効活用し、配信中の名場面を逃さず保存する
リプレイバッファは、直前の数秒〜数十秒を常にメモリに保持しておき、必要な瞬間だけ切り取って保存できる機能です。「さっきの神プレイを残しておきたかった……」という後悔をなくせます。
リプレイバッファの事前設定
リプレイバッファを使うには、OBS側で事前に有効化しておく必要があります。
step
1OBSの「設定」→「出力」を開く
出力モードを「詳細」に切り替えておきます。
step
2「リプレイバッファ」タブを開き有効化
「リプレイバッファを有効化」にチェックを入れ、最大リプレイ時間(秒数)を設定します。用途に応じて数秒〜数十秒で設定されることが多いです。
step
3設定を保存する
「適用」→「OK」で保存します。
リプレイバッファ(バッファ開始/停止) ★ゲーム配信ではよく使う

役割:リプレイバッファの記録をON/OFFします。
使うシーン:配信開始時にバッファを開始しておき、神プレイが起きたときに備える。
主なオプション:
- キーに割り当てるだけで動作。バッファの動作状態がキー上の表示で分かります
リプレイバッファはメモリを常に消費するため、使わないときはオフにしておくのがPC負荷の観点でもおすすめです。配信開始時にオン、配信終了時にオフという運用にしましょう。
リプレイバッファの保存(名場面の切り出し) ★ゲーム配信ではよく使う

役割:バッファに溜まっている映像(設定した秒数分)をファイルに書き出します。
使うシーン:ゲームで神プレイが発生した直後、配信中のハプニングの直後など、「今の瞬間を残したい」と思ったらこのキーを押すだけ。あらかじめ設定した秒数分を保存できます。
主なオプション:
- キーに割り当てるだけで動作(保存先や秒数はOBS側で事前設定)
保存されたリプレイファイルは、OBSの録画関連設定に従って保存先が決まります。SNS投稿用に編集したり、配信の総集編動画の素材にしたりと、活用の幅は広いです。
スタジオモード・設定切替系のアクション【安全な切替と事前準備】
ここでやること:スタジオモードでプレビュー確認しながら安全にシーンを切り替え、プロファイルで配信先の設定も管理する
スタジオモードは、次に切り替えたいシーンを事前にプレビュー確認してから本番画面に反映する機能です。「切り替えたつもりが違うシーンになっていた」という事故を防ぎたい方に特に役立ちます。この章では、安全な画面切替に役立つスタジオモードに加え、配信前の設定切替に便利なプロファイルも紹介します。
スタジオモード(プレビュー/本番の2画面モード切替) ★たまに使う

役割:スタジオモードのON/OFFを切り替えます。
使うシーン:本番配信中だけスタジオモードを有効にして安全に切替、配信外では無効にして通常操作、といった使い分け。
主なオプション:
- キーに割り当てるだけで動作。現在の状態がキー上に表示されます
スタジオモードを有効にすると、OBS画面が左右2分割になり、左が「プレビュー(準備画面)」、右が「プログラム(本番画面)」となります。プレビューで次のシーンを確認してから本番に反映する、という2段構えの操作になります。1人配信でシンプルなシーン構成なら、常時オフでも問題ありません。切替ミスが心配な特別配信や複数人サポートが入る配信のときだけオンにする、という使い方が現実的です。
プレビュー to プログラム(Preview to Program) ★たまに使う
※このアクションは設定項目が少ないため、画像は省略しています。
役割:スタジオモードでプレビュー中の内容を本番画面へ反映します。
使うシーン:切替前に必ず確認を挟みたい配信、本番へ出す前にレイアウトやテロップをチェックしたい場面。
主なオプション:
- 特別な設定項目は少なく、キーに割り当てるだけで動作します
このアクションはスタジオモード有効時のみ機能します。「シーン」キーで左のプレビューを切り替え、その後に「プレビュー to プログラム」で右の本番画面へ送る、という2ステップで安全に運用できます。通常の「シーン」キーのように押した瞬間に本番へ切り替わるわけではなく、いったんプレビュー側で確認してから反映するのがこのアクションの特徴です。切替事故を減らしたい方には有効ですが、初心者はまず通常のシーン切替に慣れてから追加で構いません。
プロファイル(設定プロファイルの切替) ★たまに使う

役割:OBSのプロファイル(出力設定・配信先設定など)を切り替えます。
使うシーン:「YouTube用プロファイル」「Twitch用プロファイル」など、配信先ごとに設定を分けている場合。
主なオプション:
- プロファイル名:OBS側で作成済みのプロファイルから切り替え先を選択
配信先プラットフォームによって推奨ビットレートやキーフレーム間隔が異なるため、複数のサービスで配信している方にはかなり便利なアクションです。配信先が1か所だけなら、このアクションは後回しで構いません。YouTubeとTwitchの掛け持ちなど、複数サービスで配信し始めてから必要性が出てきます。設定変更のし忘れによる画質トラブルも防げます。
音声系のアクション【マイク・BGM・効果音を制御】
ここでやること:音声ソースのミュート・音量をキー1つで制御する
配信中に「咳をしたい」「電話が鳴った」「BGMを急に止めたい」という場面は頻繁にあります。音声系のアクションを使いこなすことで、こうした突発的な事態にも即座に対応できます。
オーディオミキサー(ミュート切替・音量調整) ★毎回使う

役割:指定した音声ソースのミュートON/OFF、または音量の調整を行います。
使うシーン:マイクの咳払い時のミュート、BGMの一時停止、通知音のシャットアウトなど。
主なオプション:
- 音声ソース:OBS側で登録されているマイク・デスクトップ音声・BGMなどから操作対象を選択
- 動作:「ミュートにする」「ミュート解除」「切り替える(トグル)」のいずれかを選択
- 音量調整:音量を上げる/下げる/指定の値に設定、などの選択肢があります
キーの表示がミュート状態を反映するため、配信中も「今マイクがオンかオフか」が見た目で分かります。ミュート中は赤色の表示になることが多く、視覚的な確認が取れるのも安心感につながります。
音声ソースを複数管理している場合は、それぞれ別のキーに割り当てておくのがおすすめです。マイク用・BGM用・ゲーム音用とキーを分けておけば、咳払いのときはマイクだけ、BGMを止めたいときはBGMだけ、とピンポイントで操作できます。
さらに、Stream Deck+のダイヤルと組み合わせると物理ミキサーのような直感的な音量調整が可能です。筆者の構成では、MK2のキーでミュートON/OFFを担当し、Stream Deck+のダイヤルでBGM音量とマイク音量をリアルタイムに微調整する役割分担にしています。「配信操作はMK2、音量はStream Deck+」と2台の役割を分けてから、ミスが起きにくくなりました。
その他の便利アクション【配信演出や編集に役立つ機能】
ここでやること:知っておくと作業効率が上がる補助アクションを把握する
基本アクションだけでなく、知っておくと配信の幅が広がる補助アクションも紹介します。
メディアソースのコントロール(動画・音声ファイルの再生制御) ★よく使う

役割:メディアソース(動画や音声ファイル)の再生・一時停止・停止・再スタートを制御します。
使うシーン:配信中にBGMや効果音を流したいとき、または事前に用意した動画クリップを再生したいとき。
主なオプション:
- ソース:制御したいメディアソースを指定
- 動作:「再生」「一時停止」「停止」「再スタート」「次へ」「前へ」などから選択
スクリーンショット(画面の静止画キャプチャ) ★たまに使う

役割(公式仕様):現在シーンのスナップショットをプレビュー解像度で保存します。保存先は録画ファイルと同じ場所です(特定のソースだけを選んで保存することはできません)。プレビュー解像度準拠のため、高画質な素材作成というより配信記録やSNS投稿用の確保に向いた機能です。
使うシーン:配信レイアウトの記録、配信内容のアーカイブ、SNS投稿用の画像キャプチャなど。
主なオプション:
- キーに割り当てるだけで動作(保存先・解像度はOBSのプレビュー設定に準じます)
毎回必要なアクションではありませんが、配信の記録を残したい方にはセットで設定しておく価値があります。筆者の使い方としては、X(Twitter)への告知画像を配信中に確保する目的で活用しています。盛り上がったシーンを一発でキャプチャしておけば、配信後にスクショを撮り直す手間がなくなります。ただし、初心者が最初に優先すべきキーではありません。まずはシーン・ミュート・配信・録画系を固めてから、余裕が出たら追加してください。
マルチアクションで一連の操作を自動化する
ここでやること:複数の操作を1キーにまとめて、配信の自動化を実現する
Stream Deckの真価を発揮するのが、「マルチアクション」機能です。OBS Studioプラグインのアクションはマルチアクションに対応しているため、1キーで複数の操作を一度に実行できます。初心者のうちは、開始系(配信開始・録画開始)は単独キーのままにして、準備系だけをマルチアクション化するほうが失敗しにくいです。
マルチアクションの活用例
マルチアクションの組み立て例
- 「配信準備」キー:待機画面に切替 → BGM再生 → マイクON → リプレイバッファ開始
- 「配信開始」キー:配信開始のみ(長押し設定付き)
- 「休憩」キー:休憩シーンに切替 → マイクをミュート → BGM音量を下げる
- 「配信終了」キー:エンディングシーンに切替 → 録画停止 → 配信停止(5秒後)
- 「神プレイ保存」キー:リプレイバッファの保存 → SNS通知用のテキストソースを表示
特に配信終了系のキーは、マルチアクションで複数の操作を一括にすると便利な反面、誤操作時の影響が大きくなります。最初は「配信停止」「録画停止」を単独キーで分けておくほうが安全です。慣れてから1キーにまとめる順番がおすすめです。
マルチアクションの設定方法
step
1Stream Deckアプリで「マルチアクション」を作成
アクションパネルから「マルチアクション」を空きキーにドラッグします。
step
2実行したいアクションを順番に追加
マルチアクションの編集画面に、OBS Studioプラグインのアクションを上から実行したい順番にドラッグ&ドロップします。
step
3必要に応じて遅延を入れる
アクション間に「遅延」を挟むことで、タイミングをコントロールできます。シーン切替後に1秒待ってから録画開始、といった動作も作れます。
マルチアクションを組むときのコツ
マルチアクションは順番と遅延のバランスが重要です。OBSの処理には数百ミリ秒の時間がかかることがあり、遅延なしで連続実行すると前の処理が終わる前に次が走ってしまうことがあります。
筆者が実際に使っているコツは以下の3つです。
- シーン切替の後には0.5〜1秒の遅延を入れると安定しやすい(シーンの読み込みが完了するまで待つ)。特に「シーン切替→ソース表示切替」や「シーン切替→BGM停止」のように、見た目や音が変わる操作を続ける場合は待機時間を入れたほうが安全です。筆者の環境ではこの遅延を入れないと後続のソース操作が飛ぶことがありました
- 音声のミュート切替は即時反応するため遅延不要
- 録画/配信の開始は、シーン準備が完了してから最後に実行する
一度マルチアクションを組んだら、必ず本番前にテスト実行しておきましょう。意図した順序で動作しているか、想定通りの見た目になるかを確認する習慣をつけることが、本番での事故を防ぐ一番の近道です。
プラグインがうまく動かないときの対処法
ここでやること:プラグインが動作しないときに確認すべきポイントを押さえる
配信前のチェックリストとして、このセクションを一度確認しておくと、本番中のトラブルをあらかじめ防ぎやすくなります。プラグインは便利な一方、セットアップ時に接続トラブルが起きることがあります。代表的な症状と対処法を紹介します。まずは、OBSが起動中か、Stream Deckアプリ本体とOBS Studioプラグインが最新かを先に確認しましょう。ここを先に押さえると切り分けしやすいです。
キーを押してもOBSが反応しない
原因:OBSとStream Deckアプリの接続が確立していない可能性があります。
対処法:
- 再接続を試すときは、OBSとStream Deckアプリをいったん両方終了し、Stream Deckアプリ → OBSの順で起動し直すと改善することがあります
- OBS Studioが起動しているか確認する
- プラグインを最新版にアップデートする(Elgato MarketplaceでOBS Studioプラグインの更新有無を確認)
- 特にOBS 32系へ更新した直後は、Stream Deck 7.0.1以降へ更新したうえでPCを再起動すると再接続が安定する場合があります
シーン名やソース名が一覧に出てこない
原因:シーンコレクションが変更された、またはOBS接続中にシーン名を変更したことで同期がずれている場合があります。
対処法:
- Stream Deckアプリのアクション設定画面を閉じて、再度開く
- OBS側で目的のシーンコレクションが選択されているか確認する
- OBSとStream Deckアプリの両方を再起動する
マルチアクションで動作が飛ぶ
原因:アクション間の処理が間に合わず、後続アクションが実行される前に前のアクションが完了していないことがあります。
対処法:
- アクション間に「遅延」を数百ミリ秒〜1秒挟む
- 特にシーン切替直後のソース操作では、少し待機時間を入れると安定する
特定のキーだけ反応しない
原因:アクションの設定で参照しているシーン・ソース・音声ソースの名前が変更されたり、削除されていることがあります。
対処法:
- 反応しないキーのアクション設定を開き、対象のシーン・ソース・音声ソースが正しく選択されているか確認する
- OBS側でシーン名やソース名を変更した場合は、Stream Deck側のアクション設定も合わせて更新する
- OBSの状態表示やシーン一覧が更新されないときは、アクション設定画面を開き直すだけで改善することがあります
OBS 32系へ更新後に接続が不安定になった
原因:OBS 32系とStream Deck 7.0.0以前の互換性問題が原因である可能性があります。
対処法:
- Stream Deck 7.0.1以降へ更新したうえで、OBSとStream Deckアプリを再起動する
- 更新後も改善しない場合は、PCを再起動すると安定することがあります
Stream Deck × OBSプラグインのよくある質問(FAQ)
プラグインの使い方に関して初心者からよく寄せられる疑問にQ&A形式でお答えします。
Elgato公式プラグインは有料ですか?
Elgato公式の「OBS Studioプラグイン」は無料で利用できます。Elgato MarketplaceまたはStream Deckアプリ内から無料でインストールできます。
Stream Deckの無い状態でもプラグインだけ使えますか?
基本的には使えません。ただし、購入前の操作感確認ならStream Deck Mobileを使えます。Elgato公式案内では、スマートフォン/タブレット上で6キーを無料で利用可能とされており、プラグインやフォルダ・ページ・プロファイルにも対応しています(記事執筆時点)。まずはMobileで操作感を確認し、必要なキー数が見えてから本体を選ぶ方法もあります。なお、提供条件は変更される可能性があるため、最新の条件はElgato公式サイトやアプリストアでご確認ください。
Stream Deckを買うか迷っています。OBS操作のために買う価値はありますか?
配信中の操作ミスを減らしたいなら、買う価値はあります。「配信中にシーンを切り替えようとして別のウィンドウをクリックしてしまった」「咳ミュートが間に合わなかった」「録画を止めるつもりで配信を止めてしまった」——こうした本番ミスを1回でも経験したなら、特にそう感じるはずです。筆者もまさにこれらのミスが積み重なって購入を決めました。いきなり本体購入が不安なら、まずStream Deck Mobileの6キーを無料で試してみる方法もあります(記事執筆時点)。「手元に物理キーがあるだけで動作が変わる」という感覚を掴んでから必要なキー数に合わせて本体を選ぶのがおすすめです。配信頻度がまだ低い段階なら、まずはMobileで操作感だけ確かめてから本体を選ぶ進め方でも十分です。
初心者がStream Deck(MK2)で最初に設定すべきキー配置を教えてください
筆者が実際に使っている最小構成は「上段4キーにシーン(待機/メイン/休憩/エンド)、上段右端に配信開始/停止(長押し)、中段左端にマイクミュート、中段右端に録画(長押し)」の7キーです。残り8キーは最初は空けておいて、使いながら追加していくほうが混乱しません。最初から全部詰め込もうとすると本番中に「どこを押せばいいか」が分からなくなります。これは筆者が実際に失敗した経験から来ています。
キーの数が足りなくなってきました。どう対処すればいいですか?
まず試したい運用ルールは「毎回押すキーは1ページ目、たまに使うキーは2ページ目かフォルダへ」です。Stream Deckはフォルダ機能で階層化でき、1つのキーをフォルダにして複数のアクションを格納すれば実質的なキー数を増やせます。また、プロファイル機能を使って「ゲーム配信用」「雑談配信用」のようにレイアウトを切り替えることも可能です。それでも足りない場合は、より多キーのモデルへの買い替え、またはStream Deck+を音量・ミュート専用として追加する2台運用も選択肢のひとつです。
キーのアイコンをカスタマイズしたいのですが
Elgato Marketplaceには、OBS用のアイコンパックが多数配布されています。有料・無料どちらもあり、自分の配信テーマに合ったアイコンを選べます。また、独自の画像をアップロードしてカスタムアイコンにすることも可能です。
キーボードショートカット割り当てと公式OBSプラグイン、どちらから始めるべきですか?
最初から公式プラグインがおすすめです。ショートカット割り当てでもOBSの操作自体はできますが、シーンや録画状態がキー表示に反映されないため、配信中に「今どの状態か」が分かりにくくなります。筆者も最初はショートカット運用で始めましたが、「待機画面のまま5分話し続けた」という配信ミスが実際に起きました。公式プラグインに切り替えてからは、キーを見るだけで現在のシーンと録画状態が分かるようになり、同じミスはなくなっています。逆に、操作数がごく少なく、状態表示も不要な一時的な運用ならショートカットでも成立します。
プラグインが頻繁に接続切れを起こします
OBSまたはStream Deckアプリのどちらかが古いバージョンだと接続が不安定になることがあります。Stream Deckアプリ本体の更新に加え、Elgato MarketplaceでOBSプラグインの更新も確認してみてください。両方を最新版にアップデートしても改善しない場合は、ウイルス対策ソフトの通信ブロックが原因になることもあるため、一度例外設定を確認してみるのも有効です。
まとめ:OBSプラグインで配信操作を確実に効率化しよう
まずはシーン・ミュート・配信/録画の3カテゴリを固めるだけでも、配信の操作が安定し、誤操作は大幅に減ります。残りのアクションは「使いたい」と感じてから追加すれば十分です。
この記事では、Elgato公式のOBS Studioプラグインについて、主要アクションの使い方と設定オプションを解説してきました。最後に筆者が実際に使っている最小構成と、キー配置の考え方を共有します。
筆者の実運用:MK2最小構成(1ページ目の配置例)
Stream Deck MK2(15キー=5列×3行)の1ページ目はこの7キーだけで始めました。
- 上段 1〜4番:待機シーン / メインシーン / 休憩シーン / エンディングシーン
- 上段 右端(5番):配信開始/停止(長押し設定あり)
- 中段 左端(6番):マイクミュート切替(最も押しやすい位置に固定)
- 中段 右端(10番):録画開始/停止(長押し設定あり)
最初に試みた「全アクション1ページ詰め込み」は、本番中に「どこを押せばいいか」が分からなくなって失敗しました。7キーから始めて、慣れたら追加するほうが圧倒的に安全です。残り8キーは空けておきましょう。2ページ目に回しやすいのは、スクリーンショット・チャプターマーカー・シーントランジション・プロファイル切替など「便利だが毎回は押さないキー」です。
この記事のまとめ
- Elgato公式プラグインはElgato Marketplaceから無料で入手可能(本記事はOBS 32.x / Stream Deck 7.0.1 / Elgato Marketplace配布版で確認)
- まず入れるべき3カテゴリは「シーン」「オーディオミキサー」「配信・録画」の3つ
- 配信開始・停止キーには、誤操作防止として長押し設定(検証環境:約5秒)の活用をおすすめ
- マルチアクションで複数操作を1キーに集約(シーン切替後は0.5〜1秒の遅延を入れると安定した動作が期待できます)
- 初心者はまず7キー前後の最小構成で始め、「ここが不便」と感じてから追加するのが失敗しにくい
筆者のおすすめは、最初から便利機能を詰め込まないことです。まずはシーン4つ、ミュート1つ、ストリーム1つ、録画1つ。この最小構成だけでも、マウス操作中心のときより本番ミスはかなり減らせます。ゲーム配信中心なら「リプレイバッファ」、収録・会議中心なら「録画一時停止」「仮想カメラ」を先に足すと、必要なキー数を抑えたまま運用しやすくなります。「もっとキーが欲しい」と感じてから追加する順番が、結局いちばん使いやすい配置に行き着く近道です。
補足:BarRaider製「OBS Tools」との違い
本記事ではElgato公式プラグインのみを解説しています。参考情報として、サードパーティ製との違いを簡単に紹介します。本記事では詳細な比較検証は行っていません。BarRaider製の「OBS Tools」にはドロップフレーム警告・CPU使用率表示・インスタントリプレイ表示など、公式にはないモニタリング系アクションが多数あります。初心者はまず公式から始め、「これでは足りない」と感じてから追加を検討するのがおすすめです。OBS Toolsは導入時にWebSocketのポートとパスワード設定が必要になりやすく、公式プラグインより設定の手間がかかります。最新の対応状況はBarRaider公式GitHubでご確認ください。
あわせて読みたい
OBS本体の設定や使い方については、前回までの記事で詳しく解説しています。
→ OBSのおすすめ設定まとめ|初心者でも失敗しない配信・録画の始め方
→ 【OBS使い方完全ガイド】初心者が最初に覚えるべき設定と操作
「設定」→「使い方」→「Stream Deckで効率化」の順に読み進めることで、配信環境を段階的に整えられます。